◆◆2024年税制改正大綱◆◆
与党は14日、来年度の与党税制改正大綱をまとめた。中小企業や個人向けで重要な改正は以下のとおりです。
1.所得減税と給付
①1人当たり4万円の所得税などの定額減税納税者本人に加えて扶養家族も対象とする。
夫婦と子ども2人の4人世帯なら計16万円の減税。
24年6月に実施、年収2,000万円超は除外。
② 低所得者層には世帯当たり7万円給付。
2.賃上げ
①中小企業の「繰越控除措置」を新設。
賃上げをしたものの、赤字の企業向けに、税額控除分を5年間を限度に持ち越しができる。
(ア) 女性活躍・子育て促進企業には5%の控除上乗せ
3.子育て支援
(イ)「住宅ローン減税」の借入限度額の上限維持。
ローンを組んで住宅を購入した際の「住宅ローン減税」では減税対象となる借入限度額の上限をもともと24年から500万〜1000万円引き下げる予定だったが、子育て世帯に限って、借入限度額を最大5000万円に維持する。
(ウ)生命保険料控除の所得控除を最大6万円に
4.所得控除の縮小(増税)
(ア)所得税は38万円から25万円に減額(26年から)
(イ)住民税33万円から12万円に(27年から)
(所長 蔵前達郎)
□□ FXシリーズの「証憑保存機能」について□□
FXシリーズの「証憑保存機能」とは令和5年1月より施行される「電子帳簿保存法」に対応した機能です。
電子取引データ(PDF等)や紙の証憑を読み込み、TKCのデータセンター(TISC)に電子データとして保存、そして保存したデータはTKCの会計ソフトに連携し、仕訳入力に活用でき経理事務のデジタル化により、生産性向上を実現します。
下記の機能を利用できます。
〇紙の証憑もかんたんデータ保存
紙で受け取った請求書や領収書等をスキャンし、電子データとして保存できます。また、「取引先名」「日
付」「金額」「消費税」など証憑の内容を読み取り、仕訳の基礎データとして利用できます。
〇いつでもスマホからデータ保存
証憑をスマホで撮影して電子データとして保存できます。自宅・外出先・営業所など、場所を選びません。撮
影した証憑は、経理担当者がリアルタイムに確認できるため、迅速な経理処理につながります。
〇仕訳をかんたん入力
読み取った内容を、仕訳入力時に初期表示します。不足する情報は電子データを見ながら補正入力できるの
で、効率的です。また、補正した内容をシステムが学習するため、使えば使うほど便利になります。
〇証憑と仕訳を並べて確認
証憑と仕訳を紐付けているため、1つの画面で並べて確認できます。証憑を探す手間がなくなり、チェック業務
を効率化できます。
令和5年10月より施行されたインボイス制度により登録番号の確認や免税事業者の処理に手間がかかるようになりました。しかし、この「証憑保存機能」を利用すればインボイス番号の読み取り、伝票への入力も自動で行えるようになり事務の効率化ができます。
FXシリーズを利用されてる方は、すぐに利用できます。この機会に検討してみてください。
(大分事務所 A.F)
〇〇 親 切 ? 〇〇
娘と都心へ行った時の事です。地下鉄の階段を上る時に、おじいさんがスーツケースを持ち上げるのが大変そうだったので、「持ってあげれば?」と娘に言いました。娘が「持ちましょうか?」と言って手を差し出したら、おじいさんにその手をピシャリと叩かれ「いいから、行け」と言われました。
突然の出来事にびっくりしましたが、よく考えると、娘に荷物を持っていかれると思われたのでしょう。
小さいころから、「お年寄りには親切に」と言われてきた私には衝撃的なことでしたが、手を出さずに先に声をかけるだけだったらよかったのかもしれません。
ただ、親切心にも疑いを持たないといけない世の中になっていることに、とても寂しさを感じた出来事でした。
(大分事務所A.M)
投稿者:広報委員
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