新聞紙上、テレビ等で円安の影響を受けて全ての物価が高騰し人々の暮らしに大きく影響を与えています。
食品やガソリン代等の値上がりも、円安が大きく影響しています。
今後更なる円安傾向が進むだろうと多くの経済学者が述べています。更なる物価高を迎え、生活は一段と苦しくなると思われますが、そうなる前に対策をする必要があります。そこで円高・円安の意味、メリット・デメリットについて説明します。
①円高・円安の意味
円高・円安とは、外国の通貨に対し手円の価値が変わることです。他通貨に比べて、円の価値が上がれば円高、円の価値が下がれば円安となります。
②円高・円安のメリット・デメリット
A.円高のメリット
円の価値が上がり、海外の製品を安く買えるようになります。
B.円高のデメリット
円が高いと海外ではものが売れなくなり、日本の輸出企業に悪い影響が出る点です。
しかし 現状では当分「円高」にはならないでしょう。
それは他国に比べ日本との金利差の開きがあるからです。
C.円安のメリット
日本の製品が海外へ売りやすくなることです。海外からすると、円安は日本のモノ・サ-ビスが安くなることです。その為、輸出産業の業績向上や外国人旅行者の増加につながります。(既に外国人旅行者が増えてきています。)
個人にとっては海外資産を保有している場合に、円資産よりも有利に働く可能性があります。円安は個人よりも企業の経済的なメリットが大きいです。
D.円安のデメリット
輸入製品の価格が高騰することです。輸入コストが高くなり、生活必需品やエネルギ-
資源など様々な品目の物価が上がります。今日本ではすべての品目が急激に物価高になって
います。しかし悪いことばかりではなく、日本の円安目当てに外国人旅行客が増加しており
さらに急増する可能性があります。
③9月22日、日銀は為替が145円を超えた時点で24年ぶりに「ドル売り円買い」を発表しました。
早速、ドルが反応し142円台まで円高となったが、ドルの手持ちが持ちこたえられるか心配しています。
しかし日本の0金利政策は依然続ける方向ですので、他国との金利差はさらに開くのではないかと心配しています。いずれにせよ為替は130円台にならないと、日本経済は依然として厳しい状況が続くと予測しています。
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