◆◆「満足度」を高めるより「不満足度」をなくそう◆◆
1. 商売は「不(負)」の解消業である
30年前、豊の国商人塾の初代塾頭である故 緒方知行先生から、繰り返し、繰り返し叩き込まれたのが、「商業は人間業(ヒューマンビジネス)であり、“不”の解消業である」ということです。
不とは暮らしの豊かさを阻害する要因で、例えば不満、不満足、不便、不快、不足、不愉快、不備、不親切、不具合、不信、不行き届き、不明、不安、などであります。
お客にとって売り手の都合は何の関係もありません。お客が求めるのは、自分にとっての満足であり、価値であり、お値打ちかどうかであり、お客にとって「不」を持つ商売を支持するはずはないです。
2.オセロゲームのように白にひっくり返る
逆に言えば「お客の立場」で、「不」の状況を見つけ、これらの「不」が解消されれば、すべて「価値」に変わります。不満は満足に、不快は快適に、不便は便利に、不行き届きは行き届く気遣い、不親切は親切に、不信は信頼に、不安は安心に、とオセロゲームのように黒から白に企業価値がひっくり返り、お客は笑顔になります。
3.自己客観(客の心を心とせよ)
「お客の立場」に立って初めて「不」の状況が見つけられますが、そのためには鋭い感受性が必要です。人の痛みを我が痛みと感じるには、人間的感受性、共感性という豊かな人間の心が必要です。
多様化するお客のニーズに対応できる、知恵と創意工夫を一生勉強し続けよ。だから、商人塾には入塾はあっても卒塾はないと言われていました。
(所長 蔵前 達郎)
□□コロナ禍での新たな取り組み□
いつもお世話になっております。
別府事務所の河野です。今回も、やはりコロナ禍についてお話しようと思います。
これまで、国や地方自治体から様々な支援策が出ています。
そのうち中小企業向けのものは「助成金・補助金・金融支援」といったものが代表的です。
申請のご経験がおありの方は感じたと思いますが、殆どがネットで行う申請で、すっかり定着してきたように思います。
当事務所では「認定支援機関」の認証を受け、申請のお手伝いをさせていただいたケースも多くあります。
今までは「売上が減少した」場合に助成金を、「借入の返済が厳しい」場合に返済猶予をと「直接傷を癒やす」方向の支援が主体でした。
令和4年度は、各省の概算要求を見る限り、前向きに動く企業を支援する方向が多くなっています。
具体的には「事業再構築補助金」等の新たな取り組みを行おうとする企業の投資負担を減らす補助金等になります。
新たな取り組みというと難しく考えがちですが、「社会が変化したのでそれに対応する動きをする」という風に考えると良いでしょう。
「飲食店への来店が少なくなったのでテイクアウトやデリバリーを増やしていく」といった感じですね。
人も組織も「変わる」事には抵抗を感じます。
ですが、自分たちを取り巻く周囲が変わる中で変化しないでいるには、逆に大きな負荷・労力を必要とします。
急な川の流れの中でじっとしているよりは、「楽に下れる方法を探る・川から一旦外に出る事を検討する・川からずっと外に出られないか考える」方が同じ不安でも前向きではないでしょうか。
(別府事務所 河野)
〇〇ポジティブシンキング〇〇
先日免許の更新でゴールド免許証になりました。
お恥ずかしい話ですが、ゴールド免許証になり、自覚も変わり、ゆとりをもって運転するようになりました。
こうしないとダメ!!と言われて運転するより気分はとても良いです。
こんな風にポジティブに日常が回っていけば良いなと感じました。
自分自身も相手に対しても、ポジティブを心掛けたいと思います。
(別府事務所 川崎)
投稿者:広報委員会
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