昨今、SDGsへの取組が取りざたされております。
SDGsは国連より採択されたすべての人々が豊かで平和に暮らせる世界を目指す、人類共通の目標です。
長期的な環境変化に対応するためのものですから、中長期的な計画を策定するために
SDGsと絡めて考えるとよいかもしれません。
例えばゴール(目標)13の気候変動に対する対策においては、温室効果ガスの排出量データのうち農林水産分野においても産業別で7番目に位置していることから、農林水産業に対する
視線は決して低いものではありません。
また、ゴール(目標)15 陸の豊かさ ゴール(目標)14 海の豊かさに結びつきます。
これでもイメージしにくいかもしれません。その時は、ゴール(目標)の1つ1つは、経営理念のような存在として置き換えてみてください。
経営理念自体は、それに向けた直接的な行動をするというより、日々の活動を通じて、自社の経営課題を解決していくことでそこにたどりつくようなものです。
先程のゴール(目標)13の気候変動においては、合理化な機械や
循環型や再生可能なエネルギーを利用した圃場システムを導入することも
経営の合理化を進めつつ、ゴールへの一歩となります。
従業員の作業負担の軽減や効率化のため、作業手順などの確立や
マニュアル化を進めることは、経営強化をしつつ、ゴール(目標)5のジェンダー平等の実現
そして、このような取組に対する意思表示を内外に示すことによる
自社への評価や優れた人材の確保にもつながってきます。
今の若い人材は、このような取組に対しては敏感で、雇用の面で差が出ているとも言われております。
ぜひ、機運が高まっている今の時期に、ご検討ください。 農業経営アドバイザー 荒木
投稿者:荒木
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