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小規模企業共済

 

 

 

おはようございます。別府の勝見です。

2月も早いもので本日で最後の業務となります。

確定申告の業務が始まりましたが、改めてこれはいいなと思ったことがあります。

「小規模企業共済」です。

小規模企業共済は、個人事業主や中小規模法人の経営者や役員が退職したり、廃業したさいの生活資金を目的にしており、掛け金や積立資金に応じた共済金を受けとれます。

当然サラリーマンなど会社に雇用されている方は加入できません。

対象となるのは中小企業(製造業や建設業、宿泊業や運輸業など他)の経営者と役員、フリーランスを含む個人事業主、となります。

掛金月額は1,000円から70,000円までの範囲(500円ごと)で自由に設定頂け、増額、減額も柔軟に可能となります、最大のメリットは、掛金が全額所得控除の対象となり、「節税対策」が可能となることです。

分割で受け取る場合は公的年金と同様で雑所得扱い、一括の場合には退職所得扱いとなり、どちらの受け取り方法においても所得控除が受けられます。従って、受け取り時と支払い時でダブルの節税効果が期待出来ます。

デメリットもあります。

任意解約の際、加入期間が20年未満の場合は、元本割れしてしまうことです。

退職(=廃業若しくは事業を譲渡)した場合など定められた事由での解約であれば100%以上戻ってくるようです、毎年の税負担を考慮した上で掛金を検討し、長期にわたって加入をすれば、退職や廃業などに備えての「転ばぬ先の杖」として経営者を助けるのが、この制度といえます。

この制度に加入しておけば「気持ち・資金」の両面で安心感があり、さらに節税効果も期待出来る優れものだと思います。

改めてご検討してみては如何でしょうか。

投稿者:勝見