令和3年 元旦
税理士 阿部 盛一郎
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年オリンピック・パラリンピック開催の期待を胸に始まった2020年は、コロナ禍によるおおきな社会変動のうねりの年となり、社会変化、産業構造、働き方や価値観等が大きく様変わりしつつあります。企業の経営者は、このおおきなうねりやコロナ禍後に変化するであろうこと(以下2点)について、これからの経営の参考として敏感に把握し、変化をしなければ継続的な企業経営は困難になります。
1.今何が起こっているのか(コロナ禍がもたらした社会変化)
2.コロナ禍後の社会はどうなるのか(特に仕事や産業面の変化)
進化論で有名な「ダ-ウィン」は「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」と言っています。まさに今、正確に100年に一度起こっている新型コロナウイルス「Covid-19」禍後の大環境変化を指しているのではないでしょうか!コロナ禍は、人類に多くのことを気づかせたと思います。
たとえば、
*1 これまで当たり前のことと認識していた人と人との緊密なコミュニケ-ションは、時として制限すること
が求められるものであること。
*2 信頼を寄せてきた広域な移動やサプライチェーンは、時として機能し得なくなることなどです。
コロナ禍により、こうしたことに気づかされた我々は、医療現場にも、教育現場にも、家庭にも、モノづくりの現場にも、産業の現場にも従来とは違う価値観があることに気づきました。大分綜合会計事務所もこのような事実を「起こった未来」として皆様方に出来るだけ早くお知らせできるように、日々努力したいと願っています。今回はその第一弾として下記の論文をお知らせしますので、ネット検索をして頂き実行できるところは参考にしていただければと願っています。
2021年こそはオリンピックが開催でき日本経済が活況を取り戻し、皆様方の企業がコロナ禍以前より成長されることを期待しています。
=参考=
・不易流行(ふえきりゅうこう)…「変えるべきところは変え、変えざるべきところは変えない」
・経済産業省 新エネルギ-・産業技術総合開発機構技術戦略研究センター
「コロナ禍後の社会変化と期待されるイノベ-ション像」