こんばんは!勝見です。

政府の来年度予算案が閣議決定されましたが、家計重視の予算案である反面、 企業にとっては厳しい環境が来年度も続く可能性が高いです。このような環境をを踏まえ、自社の安定収益体質づくりが必要不可欠の重点課題となって参ります。


一般的に企業の収益体質を図る指標としては損益分岐点がありますが、これを低く抑えることで不況対応力(高収益体質)が高まります。これとは別に「収益の安定度」を測る指標として「固定費カバー率」というものがあります。今回はその説明をします。

企業の収益は、その収入の性質から「変動収益」と「固定収益」に分けることができます。変動収益とは、毎期(あるいは毎月)収益があるかどうかが不確実な収益であり、固定収益は毎期・毎月安定的に計上される収益を指します。
経営的に考えれば、固定収益が多いほど経営はコントロールしやすくなります。

 

1.変動収益(変動収入×限界利益率)
スポット的な売上高で、金額・時期とも不確実な売上高(変動収入)です。

 

2.固定収益
(1)固定売上高(固定売上高×限界利益率)
ベースとなる顧客(固定客)や商品(定番商品)からの売上高で、毎月あるいは毎年安定的に計上される売上高です。
(2)固定収入(固定収入×100%)
家賃やロイヤリティなど、安定的に得られる収入です。このふたつを合わせたものが固定収益となります。


これらの関係から、経営の安定を図るためには、できるだけ固定収益のウエイトを高めて、負担する固定費の金額をコントロールしていくことです。 この関係を指標化したのが固定費カバー率であり、計算式は下記の通りとなります。
                        

固定収益が固定費を上回っていれば(100%以上であれば)、会社が赤字になることはありません。
●自社の固定費カバー率は何%か?これを今後は何%まで引き上げるのか?
●どの固定収益商品をどれだけ拡販(開発)すれば固定費カバー率が上がるのか?
●目標とする固定費カバー率を満たすためには、どの程度まで固定費を負担できるのか?


固定費カバー率の達成に向けて具体的な目標を立て、全社一丸となって取り組んで見ては如何かでしょうか。