第2に、数字そのものが経営者自身の厳しい経営姿勢に裏打ちされたものである。  
数字は厳しくとらえる必要がある。
例えば、在庫管理などの場合 棚卸し時点で厳しくチェックし楽観的な数字ではなく、より厳しいカウントの仕方をすることで、経営の実態に即した数値管理ができる。
京セラでは、
①機械装置など減価償却費計算における「法定耐用年数」より短い「社内耐用年数」を用い、
②在庫はできる限り持たなくするため、一定期間以上の在庫には(市中金利より厳しい)「社内金利」を設定している、また、
③為替変動などを考慮した予測相場も、円相場が1ドル1円違うと日本円にして数十億円為替差損が発生するため、事前に年間のマスタープランを立てる際も 一般的な予測相場よりも円安の、会社にとってより厳しい環境となる相場を当てはめておく。  
楽観的な予測数値を出しておくと、あとでマイナス評価になった場合の下振れが大きくなるので、事前に、悲観的な厳しい事態を想定した計画を出しておくことで、そのリスクを低減させている。

投稿者:蔵前

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