前回に続いて「選択」のはなしです。
熊本の税理士である隈部先生から、この言葉を聞いて語源を調べました。
なんと、劇作家シェークスピアの「ロミオとジュリエット」のなかの「人生は選択の連続である」だそうです。
人生のいろいろな岐路で、私たちは自由選択します。そして、どの選択をしたかによって、今の結果に繋がっています。 振り返ってみると、学校(受験)、職業、転職、結婚と、確かに人生に大きく影響する選択がありました。
また、日常生活も、選択の連続となります。食事を何にするか、余暇をどう過ごすかなど小さな選択ですが、塵も積もれば、その積み重ねでそれぞれの人生が変わってしまいます。
個人の段階では、どう選択しようが、結果は自己責任なので文句は言えません。
しかし、社会の公的な器でもある会社の社長の選択はそういうわけにはいけません。
社員やその家族など多くを背負っていますので、社長の経営戦略の選択は重く、失敗は許されません。
相当熟慮したうえで、ベストな選択をしなければなりません。
何かしら、判断基準を持ち合わせなければ、選択を誤る確率が高くなります。
では、正しい選択(決断)のためには、どうしたらいいのでしょうか?
京セラの創業者、稲盛和夫さんは、いつも自分に「動機善なりや、私心なかりしか」と問い詰めているそうです。通信事業に参入する際、毎晩、「通信事業を始めようとする動機は善なのか、そこに私心はないのか」と自分自身に厳しく問い続けたうえで、この事業に参入する決断をしたそうです。 このように、世のため人のために尽くそうという純粋な気持ちから第二電電を創業し、また、そのえ方に共鳴した社員が一生懸命努力したからこそ、今日のauがあるのです。
会社経営での選択肢は、たくさんありますが、社員と価値観を共有して、公正明大な立場での選択したならば、社員はついてくるでしょう。