決算書の見える化⑨~損益計算書は5つの利益から~
右側(貸方)と左側(借方)にわけた勘定式の「損益計算書」は、シンプルですが、[利益]や[損失]の原因がわかりません。
そこで、[収益]の種類ごとに、その[費用]を対応させて、表示させたのが報告式の「損益計算書」です。
一般の決算書は、この「損益計算書」が採用されています。
下記のように、売上原価の内訳として、製造業や建設業は「製造原価報告書(完成工事原価報告書)」、
販売費及び一般管理費の内訳も別紙となっているケースが多いです。
損益計算書は、売上高から出発しますが、どの段階で、どれだけの利益(損失)があがっているかを見るために、5つの利益があります。
①売上総利益・・・・売上高から売上原価を差し引いた利益で、通称「粗利益」と呼ばれています。商品に魅力や価格競争力があるかの目安になります。
②営業利益・・・売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた利益で、「本業」によって得られた利益を示します。
③経常利益・・・営業利益に、営業外収益や営業外費用の財務活動の損益を加減した利益で、当期の経営活動の成果を示します。
④税引前当期利益・・・経常利益に特別利益や特別損失等の特別・臨時的な損益を加減した利益です。
⑤当期利益・・・税引前当期利益から法人税、住民税及び事業税などを差し引いた後の最終的な利益です
