■貸借対照表を見るコツ
そして貸借対照表は、換金性の高いものから順番に記載(流動性配列法)され、資産は[流動資産]と[固定資産]、負債は[流動負債]と[固定負債]に別れ、[純資産]と合わせ計5つの箱になります。私は、貸借対照表を見る場合、人間と同様に、その5つの箱の構成割合を見て、会社の健康状態をチェックします。

まずは、自分の会社の貸借対照表をみると、上記の5つの箱毎に金額の小計がでているので全体の構成割合を見てください。



左記のように、[流動資産]が[流動負債]を大きく上回り、[純資産]の割合が大きい場合には健康型の会社といえます。しかし、下記の場合には注意しましょう。





(1)メタボリック型・・・・[固定資産]が、〔固定負債+純資産〕を大きく超えていれば、土地建物や機械装置などの過大な設備投資資金を、自己資金や長期借入金で賄えず、不足分を短期借入金で調達していることがわかります。太りすぎで筋肉である財務内容が脆弱で安全性が著しく低下します。

(2)動脈硬化型・・・・[流動資産]の割合は大きいのですが、売上至上主義で、回収をおろそかにした結果、売掛金が大幅に増加し、不良債権化が進んでいます。会社の血液である資金が不足しているため、ある日突然の倒産の危険があります。

(3)糖尿病型・・・・[流動資産]は大きいのですが、在庫管理をおろそかにした結果、売れ残りが発生し、陳腐化したたな卸資産が必要以上に増え、血液である資金が不足しています。

(4)危篤型・・・・[負債]が、[資産]を上回っている、いわゆる債務超過の状態で、企業としての存続が危惧されます。[純資産]がマイナスで表示されています。