明けましておめでとうございます。

一昨年からの世界同時経済危機は、各国の景気浮揚策により、全世界的には株価の回復が図られているそうですが、こと日本においては、景気回復からひとりだけ取り残されています。
もともと日本では、サブプライムローンの影響は少ないと言われていましたが、世界各国の不況により輸出が大幅に減り、さらに円高も作用して、二次被害?をうけた格好です。

中小企業は、一昨年の「緊急保証制度」による融資などでなんとか踏ん張ってきましたが、デフレによる売上高の減少が続いており、昨年12月にスタートした「中小企業金融円滑化法」はどれだけ効果があるのか疑問です。



というのは、どの金融機関に聞いても、この1年間、リスケ(返済条件の変更)による返済猶予を積極的に行ってきたからです。

今年一年も非常に厳しい経済状況が続くと予想されますが、以下のことわざを思い出しました。

-疾風に勁草(けいそう)を知る-

いまから1700年前に「後漢書」王覇伝に書かれた話です。
王覇は、劉秀に父の代から仕え、大きな信頼を得て地方を納める官職に抜擢されました。あるとき、劉秀軍が農民蜂起鎮圧に向かったが戦況が悪化した際に、数十人の同士は次々と去って行ったそうです。
しかし、この苦難にあっても王覇だけは逃げずに劉秀の為に尽くし、更なる信頼を得たそうです。 
劉秀は「頴川の時、人々は私を頼ってきたが・・・既に彼らは誰一人いない、お前は残り、私の為に尽力してくれる、まさにこれ疾風知勁草だ。」と言って褒めたたいたといわれます。
その後、劉秀が、皇帝(東漢・光武帝)に就くと、王覇を将軍として長く重用したそうです。
その故事から”疾風知勁草”が生まれました。



「勁草」とは、強い草です。
風のないときは、弱い草も強い草も見分けがつきませんが、ひとたび猛烈な疾風が吹き荒れると、弱い草は地べたに這いつくばってしまいます。
しかし、強い草は叩かれても、頭を上げてまっすぐに立とうとするので区別がつくので、疾風の吹き荒れる日にこそ、勁草の真価が発揮されるというのです。
人も、困難や試練に出あったときに、はじめてその人間の真価が発揮されるとの喩えです。

今後は、本物の経営者だけが生き抜く時代です。

このブログをとおして、「勁草」となる経営者とは何かを考え、お伝えしたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

蔵前達郎