いよいよ、相続税増税へ
民主党の代表選挙により、管総理の退陣が目の前となりましたが、それにともない先送りされていた税制改正案が与野党で再協議されることを懸念します。
相続税増収分も震災復興費に充当 政府が検討、与野党で協議へ
政府は2011年度税制改正で積み残しになっている相続税の増税について、増収分を一時的に東日本大震災の復興財源に充てることを検討する。11年度改正の目玉である法人税減税ではすでに、減税を事実上先延ばしして復興財源に充てる構想が浮上。相続税でも財源としての可能性を探り、所得税などの臨時増税をできるだけ圧縮する方向で調整する。
11年度税制改正法案は、与野党対立の結果、緊急性の高い租税特別措置などだけを切り出す形で6月に成立した。残りの改正項目は第3次補正予算案の審議とともに与野党で扱いを協議するとしており、相続税増税も協議項目の一つになる。
相続税の11年度改正案では、最高税率の引き上げや控除の縮小で約2900億円(平年度ベース)の増収が見込まれる。3~5年程度、復興財源に充てれば、1兆円程度の財源を捻出できる。
11年度改正では、法人税や相続税のほかにも所得税の控除見直し、地球温暖化対策税などの項目が残っている。政府には、こうした改正項目に復興支援の性格を持たせることで与野党合意を促す思惑もある。
(2011/8/20 日本経済新聞)
本来なら今年4月から適用されるはずだった税制改正案には大きく分けて3つの相続課税強化策が盛り込まれていました。
(1)基礎控除の減額・・・・・・相続税の計算上、課税されない限度額である基礎控除は。遺族が妻と子ども2人の場合、現在は8000万円(5000万円+1000万円×3人)から4800万円(3000万円+600万円×3人)に減る。
(2)保険金の非課税額縮小・・・・・・生命保険の非課税額である「法定相続人数×500万円」は変わらないが、法定相続人のうち生計を別にしている人は計算から除外される。たとえば子ども2人が独立していれば1000万円(2人×500万円)非課税額が減る。
(3)相続税率アップ・・・・・・税率の刻みが6段階から8段階になり、最高税率が50%から55%に上がる。
改正案が実現したら、相続税納税者は全国平均で4.1%だが、これが7%に高まる。また、申告による特例(配偶者控除等)で、納税が免除されている人を入れると、東京では「4人に1人」が相続税を意識することになるそうです。
そこで、当事務所では8月の大分でのセミナーに引き続き、9月13日に、別府ニューライフプラザにて、「相続トラブルを防止するための相続工程表」セミナー開催します。




