投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年9月4日
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石田三成が、経営センスに長けていたのは、次のエピソードからもうかがい知れます。
戦国武将である大谷吉継は、ハンセン病を患っていたので普段から顔や手を布で覆い隠していました。秀吉主催の茶会で、吉継に茶碗が回った際に、飲んだふりして隣に茶碗を渡すところ、膿みが傷口から茶碗に垂れてしまいました。茶会に参加した武将達は回し飲むのをためらっていました。(当時の人々はこの病を感染病と誤解していた)。吉継は茶碗を隣に渡せなくなり、立ち往生しているときに、三成が立ち上がり、「吉継!早くまわせ!」と茶碗をもぎ取り最後の一滴まで飲み干したそうです。
その事件以来、大谷吉継と石田三成との友情は深まったに違いありません。一つの行動で、すっかり、人心を掌握してしまいました。
その後の関ヶ原の戦いでは、家康に従って関東へ行こうとした大谷吉継を味方に引き込もうとし、最初は、家康と対立することは無謀であるとして吉継は反対しましたが、茶会の一件の友情に報いようと、結局西軍に参戦し、石田三成のために、大谷吉継は勇猛果敢な戦いをして討ち死にしました。
人を虜にする三成の行動です。
社長のいざというときの行動が、社員の心を引き寄せるのか、離れるのかを決定付けます。
京セラの稲盛さんは、社員による車での人身事故の知らせを受け、すぐに警察まで身柄を引取りにいき、被害者の遺族の家にお悔やみに行ったことがありました。人身事故を起こして動揺している社員をかばいつつ、責任を一身に背負って謝るリーダーの姿を他の社員も忘れないでしょう。
普段から心を鍛えていないと、メッキがすぐ剥がれます。
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年8月28日
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昨年の大河ドラマの『天地人』では、石田三成を小栗旬さんが好演していましたね。そう、関が原の戦いで、徳川家康と争って敗れた人物です。
実際の石田三成はどのような人物かは知るよしもないのですが、関ヶ原の戦いから約300余年を経た明治40年に、三玄院にある三成の墓を発掘、遺骨を鑑定調査した結果は「優男の骨格・頭形は木槌型・反っ歯・没年41歳相当」とのことで、戦国の武将らしくない風貌のようでした。事実、三成は戦場で全くと言っていいほど武勲を挙げていません。では、なぜ豊臣秀吉に召し抱えられ秀吉の天下統一事業の参謀役となったのでしょうか。
それは、石田三成が、経営センスに長けていたのではないかと思います。出身は、滋賀県長浜町、いわゆる近江商人を輩出した地域です。そのような商人にふさわしいエピソードがあります。
「長浜城主となった秀吉は、領内で鷹狩をした帰途、喉の乾きを覚えて、ある寺に立ち寄って茶を所望した。対応した寺の小姓は、まず、最初に大ぶりの茶碗に、ぬるめの茶を一杯に入れて出した。
喉の乾いていた秀吉は、それを一気に飲み干したあと、もう一杯たのんだ。
次に小姓は、やや小さめの碗に、やや熱めにした茶をだした。
秀吉が試みにもう一杯所望したところ、今度は小ぶりの碗に熱く点てた茶を出した。
相手の様子を見て、その欲するものを出す、この心働きに感じいった秀吉は、その小姓を城に連れて帰り家来とした。
この小姓が、その後累進し、五奉行の一人、石田三成となったのである。」
喉の乾いている相手に、最初から熱いお茶を出すと一気に飲もうとして火傷するので、三成はまずは飲みやすい温めの茶をたっぷり出し、渇きが癒えた後は熱い茶を味わってもらった。
これを秀吉はいたく感心し、三成は召し抱えられることになるのだが、この逸話が「三献の茶」として後世に伝わっています。
リッツ・カールトンばりのおもてなしの心ですが、相手の状況に応じ、相手の立場になって考え、実行することは400年たった今でも学ぶところ大です。
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年8月27日
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急激な円高により、さらに経済の二番底に突入しそうな雰囲気です。
社長なら皆さん経験するのが、融資を受けた際に第三者の保証を求められることです。
会社が借りて、保証人として代表取締役である社長がなる分は納得できますが、親兄弟などの親族や、友人、同業者となるといろいろなトラブルがあります。
そして保証してくれた他人に迷惑をかけまいとして、ずるずる営業を続け、ますます借金を膨らんでいるケースが如何に多いことか?
他人に保証になってもらうことで自らの経営判断(撤退・廃業)も鈍らせてしまいます。
私が、昔経験したのは、会社経営をしていたお父さんが病死して、後を引き継いでいた息子さん宛に、ある日突然、金融機関から保証の弁済を求める告知書が届きました。
お父さん(被相続人)が亡くなったときに、いっさいの権利義務が相続人に移転します。同時に借金という債務も承継するのです。そして、その債務の中には目に見えない個人保証を引き継ぐことになります。
目に見える財産はわかりますが、まさか他人の保証人になっているとは知るよしもないです。
このように、「個人保証は、相続で子孫に引き継がれる」のです。
よく覚えていてください。
結局、その息子さんは、事業所と自宅を売却して借金を返済し、借家住まいとなりました。
実際に大きな個人保証がある場合には、相続放棄するしかありません。
事業を継続して返済できる目途があればそのままでいいですが、明らかに財産よりも借金が多く返済不可能だと判断した場合には、相続放棄(相続開始から3ヶ月以内)を検討してください。
この場合には、借金も財産も相続できません。
このような厳しい折、知り合いから保証人を求められても、きっぱりと断り、
「他人の保証人にはなるな!」を家訓にする。
また、実は・・・個人保証している方は、家族に伝えておきましょう。
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年8月20日
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当事務所で毎月「大縁利他の会(経営講演会・異業種交流会)を開催しているが、その趣旨は、大縁利他の会のページで紹介でしているが
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豊の国商人塾の緒方知行塾長(オフィス2020代表)から、15年前に教えてもらったのが、柳生家(将軍家剣術指南役)の家訓です。
小才は、縁に出合って縁に気づかず。
中才は、縁に気づいて縁を生かさず。
大才は、袖すり合った縁をも生かす。
ここでいう「才」とは問題意識能力をいい、また「縁」とは、成否の結果をもたらすのが原因で、そのきっかけをつくる事前のファーストチャンスをいいます。
つまり、「問題意識のない人はどんなにすばらしいチャンスに巡り合っても、そのことに気づくことがなく、問題意識が普通の人は、たとえそうしたチャンスに気づいたとしても、それを十分に活かすことができない。しかし、問題意識のある人は、どんなに小さなチャンスでも、それを見逃さず、最大限に活かしていくことができる。」という意味です。
そこで私たちは、大分綜合会計グループというフィールドのなかで、事務所とお客様、お客様とお客様、社員さんと社員さんとの「縁結び役」を担いたいとの想いで「大縁利他の会」を発足いたしました。
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明日の社内研修で使用する稲盛和夫氏の「働き方」(三笠書房)を読んでいたら、上記の縁を結ぶ「問題意識」とは、単に意識しているのではなく、「潜在意識」に浸透させるほどの「こうありたい」との強い願望でなければならないのだと気づきました。
「潜在意識」に到達するほどの強い願望を抱いていないと、打ってつけの人材が目の前を通っても、気がつかずに見逃せてしまいます。
まずは、強い思いを持つことが大事です。
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年7月17日
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生命保険金を遺族が年金として分割で受け取る場合に、相続税と所得税の両方が課されるのは違法として、長崎市の女性が所得税の課税処分取り消しを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は「二重課税に当たり、違法」との初判断を示し、国側の逆転敗訴が確定しました。
1. 事実関係
女性の夫は、総額2300万円の保険金を10年間に分け、毎年230万円ずつ受け取る特約付きの生命保険を契約していました。その後、02年に夫が死亡し、「毎年230万円を10年間にわたって年金形式で受け取る権利(以下「年金受給権」)」を取得したので、総額2300万円の6割を相続財産として相続税を申告しました。ところが、年金形式で受け取った1回目の年金230万円に対し約22万円の所得税が源泉徴収されたので国税不服審判所に不服を申し立てたが認められず、05年8月に提訴しました。
2. 原告(女性)の主張
この「年金形式で受け取った現金」に対し、相続税に加えて所得税が課せられたため、「相続財産に所得税は課せないと規定した所得税法に反する」と主張しました。
3. 国の主張
相続税の課税対象は「年金受給権」であり、「年金形式で受け取った現金」は法的には異なる財産であり、所得税を課しても許されると主張しました。
4. 最高裁の判決
相続税の対象となる 「年金受給権」と、実際に「年金形式で受け取った現金」とは経済的に同一のもので、所得税を課すことは許されないとしたうえで「原告は国税当局に所得税の還付を求めることができる」と判決を下しました。
5. ちょっと待って!プレイバック!
(1) 二重課税の部分とそうでないところがある。
TVニュースを見たときに、二重課税の違法性がセンセーショナルに報道されましたが、判決ではすべて二重課税だといっているのではなく、年金総額2300万円のうち約6割の1380万円が「年金受給権」として相続税の対象となり、残りの920万円については二重課税に当たらないと判断しました。
(2) 運用益分には、従来どおり所得税が課税。
年金のうち元本部分は二重課税、4割分の920万円と運用益部分は所得税が課税される見込みです。
(3) 税理士の本分
この女性が相続税の申告を頼んだ江崎鶴男税理士が、この取扱に疑問を感じたことが出発点だそうですが、勝訴しても25,000円が戻るだけ、7年にも及び裁判などの期間、裁判費用、税務勝訴割合等考えると、私なら妥協していたでしょう。しかも、元本部分は相続税か所得税のどちらかで課税されるという刷り込みで、今まで疑問に思っていませんでした。猛反省!!
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年7月8日
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昨晩、財団法人大分県産業創造機構主催の「第34期マネジメントスクール」で、「決算書の見方~経営体質を強化する会計~」をテーマにして話をしてきました。
受講者は、30~40代の中堅管理職が主でしたので、2時間の講義をのうち前半を「決算書の見方のポイント」、後半を「計数感覚を磨く」を主眼においた内容にしました。
後半の「計数感覚」とは下記のことをいいます。
①会社の「経営戦略に基づく企業活動」が、結果として会社の「業績の通信簿である決算書」に反映される。
②逆に、会社の「必要利益を確保する」ことを目的に、「経営戦略が決定」されること。
③この「経営戦略」と「計数(決算書・利益計画書)」とを、常に行き交う能力を「計数感覚」という。
この「計数感覚」を磨く初歩として、簡単な変動損益計算書の演習をしました。
経営者にとって、「経営戦略」と「計数感覚」は車の両輪のように必須条件です。
しかし、このマネジメントスクールは、私も20年前に受講したことがあり、今回講師をさせてもらい感慨深かったです。
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年6月8日
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昨日は、第3回大縁利他の会で、北海道から塚田康祐さんに、「経営力を強化させるコーチング~質問型コミュニュケーションによる経営力アップ~」をテーマに、講演とコーチング実習をしていただいた。
目から鱗が落ちるようにいろいろ気づきを与えてくれた講演であったが、とくにGROWモデルを、自身へのコーチングとして、今後取り入れようと思う。
GROWモデルとは
Goal (目標、ビジョン、ありたい姿、目指したい状態、何を目標にしますか?)
Reality (現状、現在、どんな状況にありますか?)
Options (課題、どのような方法で改善・実行しますか?)
Will (着手、いつから実行に移す予定ですか?)
の頭文字を取ったもの。
また、コーチングがカウンセリングと違うのは、このうちGOAL(目標)が最初に来ることだそうだ。
そして、そのGOAL(目標)が具体的であればあるほど、その行動も具体的になる。
GROWモデルをつかい、事務所のスタッフと共に考えるようにしていこうと思う。
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年6月6日
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中小企業の財産は「社員さん」です。
しかし、特別な能力を持った社員さんは、中小企業にはおりません。
地方はなおさらです。
ある社長は、「都心に比べ、地方には優秀な社員は豊富にいる。しかし、家庭の事情等で地方で勤めている人も多く、闘争心がないのが地方の弱点だ。」といわれていました。
そこで、ごく普通の社員さんが持つ能力を最大限に発揮させることが、社長の仕事となります。
でも、非常に難しい・・・。
どうしたら、いいのか・・・。
皆さんお悩みでしょう。
第3回目は、㈱サポルテ 代表 塚田康祐さんです。
「経営力を上げるコーチング」
をテーマにお話ししていただきます。
○○第3回 大縁利他の会 経営研修会のご案内○○
日時:2010年6月7日(月) 16:00~18:30
会場:コンパルホール 3F大会議室
講師:㈱サポルテ 代表 塚田康祐氏
経営力を上げるために今、もっとも焦点が当てられているのが「人材」という経営資源です。
なぜなら「人材」という資源は、その他の経営資源に比べても無限の可能性を秘めた資源であるからです。
特に自社の社員を真に「自立型の人材」に育成することは、組織自体を強くするだけではなく、組織目標を必達していくためにも不可欠な要件になっています。
このセミナーでは、「コーチング」をフルに活用して自社の人材資源を最大限に活かし、経営力を上げるための秘訣を具体的な事例を交えながら学びます。
興味のある方は是非、参加お待ちしております。
申込 http://oitakaikei.or.jp/event/2010_01_17_904.html
今後の予定 http://oitakaikei.or.jp/information/2010_02_22_2396.html
問合せ:大分綜合会計事務所/大分 平早水まで
Tel:097-553-0100
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年6月5日
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昨日は、職業会計人の団体であるTKC九州会大分支部にて、「経営革新基礎講座」の講師を務めさせてもらいました。
ビジネスドクターとして、お客様の業績を、黒字化に転換するには、社長に気づきとやる気を与えることが大事です。
そのために、TKCでは、「創業・経営革新アドバイザー制度」をつくり、実践的な研修をしています。
役職上、私が講師を務めたのですが、そのカリキュラムの中心がコーチングについてでした。
実は、7日の当事務所主催の第3回大縁利他の会のテーマが、まさに塚田先生によるコーチングですので、なんという巡り合わせでしょうか!
我々会計事務所の、従来からの業務の中心にあるのは、決算をまとめ、申告書の作成でしたので、税務の専門的な知識が必要となります。また、経営助言も、お客様の課題について専門家の立場で解決策を提供します。
これに対して、会社の経営計画は、我々が作るのではなく、社長自身が作ります。したがって、社長自身が気づき、課題の解決策を見つけていかなければなりません。
前者が「コンサルティング」で、答えは会計事務所側が持ち、社長に答えを「与える」ものとなります。
後者は「コーチング」で、答えは社長自身が持ち、会計事務所側は答えを「引き出す」ものとなります。
したがって、従来の業務では、専門的な知識を持ったベテラン担当者よりも、コミュニュケーションスキルを持った若手担当者のほうが、お客様から支持されるケースもあります。
・お客様に対してのコーチング
・部下に対してのコーチング
など、様々なところで我々の業務にも、この「コーチング」についてのトレーニングが不可欠になりました。
関心のある方は、7日の塚田先生のコーチングセミナーにご参加ください。
第3回 6月7日(月) 16:00~18:30
テーマ 『経営力を上げるコーチング』
~質問型コミュニケーションによる経営力アップ~
講 師 株式会社サポルテ代表 塚田 康祐氏
会 場 大分市コンパルホール
投稿者:蔵前 達郎|投稿日: 2010年6月1日
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大分に県外のお客様が来ると、必ずと言っていいほどランチに連れて行くのが「王府」です。
中心部から離れているのにもかかわらず、いつもお客が多く、昼食時には並ぶほどです。
いわゆる行列のできる中華料理屋さんです。

どこがその魅力なのか?
というと大分名物「ニラ豚」という売れ筋商品を持っているからです。
「ニラレバ」のレバが豚に変わった者ですが、甘い味付けがやみつきになってしまいます。

飲食店にかぎらず「売れ筋商品」を持っていることは、経営上おおいにプラスになります。
しかし、その「売れ筋商品」を開発するにはどうしたらいいのでしょうか。
1.製造・建設業であれば、他社が受けない難しい業務に挑戦して技術力を磨く。
2.小売業であれば、そこしか置いていない珍しい商品を調達する。
3.ホテル・飲食業であれば、値下げではなく、その分、個に対応したサービスを提供する。
4.現在の商品・サービスで、当社の得意な商品、分野を明確にしていく。、
「売れ筋商品」の開発は、一朝一夕とは行きませんが、たゆまぬ創意工夫と努力を続け
「○○といえば■■にいけ」といわれるぐらいになりましょう。
なお、当事務所の「売れ筋商品」は、事務所スタッフです。