今回はドラッカ-の「経営者の条件」の捨てる勇気についてご紹介します。


「優先順位」を考える前に、捨てるべきものを決める事が大事である。


<成果をあげるための2代要素>

1.仕事を捨てる

過去には生産的だったがもはやそうではなくなった仕事がある。慣習として残っているだけなら、それは捨てる必要がある。「今からそれを始めるとしたら、その仕事をするか?」と問うと、不要な仕事が浮かび上がる。

① 新しいことを始めるときは、必ず何かを捨てること。

② 新しいことは難しい。仕事が出来る人を確保しておく こと(そのために負担を軽減してやること)。

③ 経験のある人を信頼して使う(新しい人を使うことは 仕事を増やし失敗のリスクを高める)。


2.重要でない順を決める

するべき仕事、生産性のある仕事だけに絞っても、使える時間や人材には限りがある。いま取り組むべき仕事は何か、いま部下や後輩に経験させておくべき仕事は何か。これは逆に「重要でない順」を考えると見やすい。

① 状況に流された意思決定を避けること。

② 過去にとらわれて「いますべきこと」を考えると未来 を見失う。

③ 内部事情にとらわれて仕事を決めると、外部の変化を 見逃す。

④ 切迫した仕事に優先順位を与えると重要な仕事が後 回しになる。


1、2を理解すると不必要な仕事は断念する勇気を持て、本当の優先順位が見えてくる。


3.優先順位

優先順位を決めるときに必要なことは、分析ではなく「勇気」である。そのポイントは、①過去ではなく、未来を選ぶ, ②問題ではなく、チャンスに注目する, ③横並びになることを選ぶのではなく、独自の方向を定める, ⑤無難で簡単にできる事ではなく、変革をもたらすものに焦点を高く合わせること, である。状況に流されて優先順位を決めると、周囲から反対は少ないが、真の成果からは遠ざかってしまう。

 

税理士 阿部 盛一郎