今EUの中でギリシヤ.ポルトガル等の金融不安が世界中の経済に不安を与えていますが、GDPと債務残高の比率が100%を大きく上割ったことが原因となっています。このギリシヤで起こっていることは他人事ではなく日本でも近い将来に起こっても不思議ではない状供であり、民主党政権もようやく日本の財政の深刻さに気づいたようです。このことについて2~3回のシリ-ズで話してみたいと思います。

1.GDP(国内総生産)とはなんだろう
 国の経済の大きさを測る指標です。1年間に国内で生み出された付加価値の総額をいいます。この場合国内企業、外国企業をといません。

 (例)ある会社が500円で原料を買つてそれを加工して1500円で売った場合を例にとると1000円が付加価値です。日本中の企業(日本企業、外国企業含む)がこうして生み出した付加価値を合計するとそれが日本のGDPの総額です。
 ところが最近は国内企業が外国に生産基地を移していますし、外国企業が日本国内に生産基地を作らなくなっています。
 このことが日本のGDPを縮小しているひとつの原因とされています。政府の大きな政策課題ではないでしょうか。
 6月10日の私のコラムで「世界の競争力順位」で日本の地位が年々急下降している現状の中で外国のエコノミストが言った「このままでは国際社会は活動場所として日本を選ばなくなる」と警告している。

2.過去20年間のGDPの推移 (名目GDP物価変動の影響含む)
  1990年(ベルリンの壁崩壊.冷戦終結)    439兆円
  1992年(2010年との比較)           479
  1997年(過去最高)                516
  2007年(同リ-マンショック前)         516
  2008年(9月に世界同時不況)         505
  2009年(-成長)                 474
  2010年(予測)                  475(最高から92%)
  
  20年間にわたって世界2位の世界大国が2010年を境に中国に抜かれた。せめて一人当たりのGDPは
  世界上位に堅持されることを願う。

3.各国債務残高の対GDP比率(債務残高をGDPと比較し、経済の実力に対する国の債務規模を図る指標)
            2009年       2010年(見通し)
  日   本    168%(816兆円)  185%(870兆円)

            3年後には1000兆円を超えGDP比200%を超える予想。そのとき世界経済の大問題となる可能性有り
                                   
  イタリア     114%
  米  国      78%
  フランス      76
  ドイツ        66
  カナダ       66
  イギリス      64
  ギリシヤ     120    

日本の債務残高がいかに飛び抜けてるかが分かると思います。
日本は1400兆円個人資産があるので心配ないとある経済学者
が言っているが本当にそうでしょうか  疑問です。
                  次回以降解説していきます。